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いま、銀河鉄道の夜
 
  夕べも大きな余震があり、眠れぬ夜を過ごしている人も多いと思います。

  地震の犠牲になった、名も知らぬ人に思いをはせて、体調を崩している人も。

 
  東北の作家、宮澤賢治の 「 銀河鉄道の夜 」 は、読んだことがありますか?

  私はこの作品に、ずいぶん救われました。宮澤賢治の作品すべてに、ですが。


  


  簡単にストーリーを記すと・・・。

  
  少年ジョバンニは、船乗りの父親が行方不明なため、家の手伝いなどでいそがしく、

  勉強の時間もとれず、卑屈になりかけていた。

  以前は、幼馴染のカムパネルラとは、仲良く星座の話などしていたのに・・・。
  

  ある日、カムパネルラが、同級生を助けるために、川で溺れてしまう。

  カムパネルラのたましいが、天国に旅立つ時の乗り物が 「 銀河鉄道 」で、

  偶然、ジョバンニも、それに乗り合わせる。

  そこでの、いろんな人たちとの出会いが、ジョバンニを変える。


  タイタニック号で、難破した人たち

  家庭教師の青年と、教え子2人。

  船が傾き、救命ボートに人を押しのけ、教え子を乗せようとした家庭教師だったが、

  沈む船に身をゆだねることを選ぶ。

  「 私たちはもうなにも悲しいことはないんです。私たちはこんないいところを旅して、

  じき神さまのところに行きます。そこは本当に、明るくていい匂いがして立派な人たちで

  いっぱいです。」



  サソリの火

  昔、一匹のサソリがいて、小さな虫を殺して食べていた。

  ある日、イタチに食べられそうになり、逃げて井戸に落ちる。

  「 ああ私は、いくつの命をとったか解らない。なぜ、この命をイタチに呉れなかったのか。

  そしたらイタチも一日生き延びられたろうに。神さま、こんどはこの命をまことのみんなの

  幸いのためにおつかいください。」

  そういうと、サソリは真っ赤な美しい火になり、夜の闇を照らすようになった。

  

  「 何が幸せかわからないのです。ほんとうにどんな辛いことでも、それが正しい道を

  進む中での出来事なら、峠の上り下りもみんな、ほんとうの幸福に近づくひとあしずつ

  ですから。」




  うまくあらすじを伝えるのは難しいです。ぜひ、いちど読んでみてくださいね。


   


  宮澤賢治の言葉の中に

  「 世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない 」

  とあります。今この時代に、もういちど考えたい言葉です。

  そして、惜しくも亡くなってしまったたくさんの尊いいのちが、銀河鉄道に乗って、暖かくて

  いい匂いのする場所で、先に来ていたご先祖様や、優しい人たちと何一つ心配のない生活を

  送っているのだと信じています。

   
| masu17 | 10:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
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