映画「3度目の殺人」
祝日に観て来ました。観客は40代以上ばかりと見受けられました。この映画、観る人によってはつまらないって言われそうです(私感です、ゴメンなさい)。



またまたネタバレしてもいい人のみ、この先読んで下さい。

是枝監督の作品は、引きの画が好きです。関係なさそうなシーンが、余韻を感じさせます。今回は、北海道のシーン。ありえないだろうと思う3人での雪遊びとか。

この映画は、父と娘。その関係を問うているのかな。クリスチャンだろうと思われる、斉藤由貴演ずる母親は、見て見ないふりをしてきたのか。法廷で、握りしめたのは十字架のペンダントだったのかな。

第一の殺人は同情に値するようなもの、第二は、守りたいもののための殺人事件か。第三は、役所広司が法によって死刑になる、ということか。それとも広瀬すずがやったのではないかということか。

よくわからないです。でもね、こーゆうの好きです、余韻を残す映画。自分の人生を振り返りながら、あーでもないこーでもないと、頭の中だけで妄想するのは。これ、私が根っからの文系人間だからでしょうか。

地味な色の映画でした。法廷や刑務所が舞台だし。俳優が良かったな、役所広司さん。眼の動き、ちょっとした動作に引き込まれました。


接見するシーンで、監督のテクニックを発見。そこだけ登場人物の位置が逆転してました。光を取り入れて、刑務所の中から出られない役所広司の方が、外の福山雅治より自由に生きているように見えました。

心が自由だと、何処にいても自由だと言う事なのかな。



福山雅治さんもいいけど、役所さんと比べるとまだツルンとした演技かな。広瀬すずちゃん、すごく良かったです。笑顔の演技が無くて少し寂しいけど、一作毎に大きくなっていくのね。

最後、福山さんは何を迷ったのかな。日本の司法の限界か?父と娘のいく末か?時々出てくる十字架に何か意味があるのかな?もう1回観てみようかな、と思わせる映画でした。

| masu17 | 21:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画「22年目の告白 私が殺人犯です」
久々にスクリーンで映画観賞して来ました。真夏の夕方、封切りから時間が経っているので、映画館はガラガラ。私と、1人で来ているもう1人の人だけでした。
まあまあ楽しめました。残虐なシーンもたくさんあるので、お茶の間向きでは無いですが。

このあとネタバレしそうです。これ、ネタ知ってしまうと全く面白さが半減すると思いますので、注意!


藤原竜也って何歳なんでしょうか。22年前に連続殺人を犯す犯人だなんて、ちょっと無理ありませんか?ちょこっとツッコミ?

話はかわりますが、現実に神戸で起きた事件の犯人が本を出品しましたね。それと、ISILで日本人が殺害された事件。それがこの作品のヒントになっているような気がします。

2人のうち、1人が殺されるところをもう1人に見せておく。そうすると生かされていても、PTSDなどの障害に苦しむようになる。といったところ。

大体半分くらいのところで犯人がわかってしまいますが、俳優陣の熱意が伝わって来て、ハラハラしました。それに大きいスクリーンで涼しくて最高に楽しい時間です。

| masu17 | 20:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画 君の名は
遅ればせながら観てきました。大ヒット映画と言われている「君の名は」。


時空を超えた赤い糸の、初恋モノ。大林監督の「転校生」や「時をかける少女」を彷彿とさせたり、飛騨の古いしきたりのことなどいろんな要素が入っていました。


背景が美しくて、とてもリアルです。アニメとしての完成度の高さは素晴らしいです。


ただ・・・、私の好みでは無かったですね。評判が良くて、期待値が高すぎたこともあるかな。



登場人物に感情移入出来なかったから、細かいところが色々気になりました。男の子が女の子をいつ、好きになったのかとか、見ている私が置いてきぼりに。


ごめんなさい。もう少しピュアな時だったら面白かったのでしょうね。
| masu17 | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画 この世界の片隅に
公開初日に観てきました。夕方から仕事の予約が入ってなかったので、そそくさと閉めて映画館にGO!



いやぁ、凄かった!静かな感動がいつまでも残るような、見応えある映画でした。


一言で言うと反戦アニメなのですが、強いメッセージはありません。淡々と普通の人の日常が描かれています。ホンワカとした主人公のすずちゃん。能年玲奈改めのん、が声を担当してますが、のんの人生と重ねてしまう私。 大人の事情で辛い目に遭っているようなのんちゃんが、この映画にはなぜかぴったりでした。



現代では戦争は悪、と定義されているけれど、その時代に生きた人は流されるままにつらい日常を過ごすしかなかった。なんだかわからないけど、どんどん辛くなっていく。



だけどすずちゃんは草を摘んで料理したり、工夫しながら明るく頑張っているのです。クスッと笑えるところもたくさんあり、救われます。


しかし、物語の後半になっていくと、さすがに笑いが少なくなっていきます。これは、広島の8月6日に近づいていく話です。理不尽な悲しみに押しつぶされてしまいそうなすずちゃん・・・・。ああ・・・観ているこちらからも悲しみの涙が。



「火垂るの墓」のように、日本人がある時期に襟を正す為にも観続ける作品だと思います。私は3回観ます。皆様もぜひ観てください。これはホントにおすすめです。
| masu17 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画 永い言い訳

「ゆれる」の、西川美和監督の作品が久々に上映されたので観に行って来ました。 平日の昼間の映画館は、私を含めて中高年の女性ばかり。一人で来ている人が多かったです。


簡単にあらすじを紹介します。役名でなく、俳優名で失礼します。それとネタバレかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結婚して20年位、愛情の薄れた夫婦。夫はしばらく髪結いの亭主だったが、今は名の知れた作家になった本木雅弘。

ある日、親友と出かけたバス旅行の事故で妻深津絵里は帰らぬ人になる。夫は全く涙もでない自分にびっくりする。

妻の親友の家族と触れ合ううちに、夫は取り戻せない時間を遡り、人として成長していく、というものがたり。




ポスターにもなったこの写真は、実際には全員揃うことがなかった6人。こんな日常を送っていたら、また違ったのでは無いかと残されたものは悔やむ訳ですね。「人生は他者だ」これはわからなくもないなぁ。


小さな事件、ちょっとした会話に重みを感じました。 突然家庭の主婦が居なくなると、大変です。子役の二人が自然な演技で、素晴らしかった。知らないおじさんだけど、亡くなったお母さんから話に聞いていたおじさんなんだろうな。そんな感じが自然で切なくて・・・。


そして本木雅弘のダメ人間ぶり。プライドが高くて、ひがんでばかり。自分の都合で頑張ったり怠けたり。うん、こういう人いるいる、自分の中にもこういうところあるある。



今回初めて知った、竹原ピストルという俳優も良かったです。表情の奥が深くてずっと見ていたい。




と思ったら、CMソングでも有名なミュージシャンなんだそうです。そして、今日の森林公園のライブに出演するそうです。さぞかし混むでしょうね。これからのご活躍に期待したいひとでした。
| masu17 | 13:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画 怒り
少し前に観てきました。原作を読んでいてストーリーは頭に入っていたので、細かいところまで観ることが出来ました。
ネタバレしないように書いたつもりです。



以前、読後感を書いたことがありましたが、この物語については映画の方が人物描写が色濃く描けていたようです。俳優がみんな上手いからなのか、私の想像力がイマイチなのか・・・。


2つの場所の人達は、大切なひとになったひとを信じ切ることが出来なかった。

信じたいけれど信じ切った後に起こるかも知れない事が恐ろしかったのだろうか。

そして1つの場所の人達は、疑うことすら知らなかった。それゆえ哀しい結末になる。

だけど、作品は希望を残してくれたけどね。
登場人物の名前でなく、俳優の名前で書きます、ゴメンナサイ。


宮崎あおい・・・上手いなぁ〜。登場人物が憑依しているんじゃないかと思っちゃうくらいでした。

妻夫木聡・・・この人の哀しみ、一番堪えました。哀しみの表現、うますぎます!

広瀬すず・・・昨年、海街dailyでサッカーボールを追いかけていたすずちゃん。成長しました、演技の幅が広がりましたね、楽しみな女優さんです。

森山未來・・・心情的には入り込めなかったけど、いい役者さんですね。

渡辺謙、松山ケンイチ、綾野剛・・・上手いに決まっています!誰ですかこんな豪華なキャスト組んだのは!


ロードショーが終わる前にもう一度見に行こうっと!
| masu17 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画 クリーピー
64の後に観ました。2本立て続けに観たのは久々でした。昔は平気で1日3本観てたのになぁ。


これは、香川照之の気持ち悪さが際立っていました。「 クリーピー」日本語で、ゾッとするという意味だそうです。





ネタバレです。


サイコパスの犯罪。犯人は善悪の感情も無く、想像つかない行動をする。





私達は、あらかじめ相手の反応をだいたい予想して行動する。お隣に引越しの挨拶に行けば、普通に受け入れてくれるだろうとか。


それがいちいち裏切られる。
その積み重ねが気持ち悪さなのかなぁ。


この映画が2作目になった藤野涼子、良かったです。
「あの人お父さんじゃありません、全然知らない人です」





家の並びが好み、というだけでその家に入り込んでその家族を操る。何かの薬で廃人化するまで。邪魔なら消してしまう。ただ、自分の手は汚さず家族同士で行わせる。


本当に怖いのは、サイコパスの香川照之なのか。乗っ取られた家の娘の藤野涼子なのか。洗脳されてなかったとしたら、それも怖い。


ていう事は、川口春奈も何か関わっていたのか・・・。


この映画は、丁寧に仕上げてはいない。余白も多いし、話が飛んで説明も少ない。





でも、照明や風や風景をロングで撮っている映像など、じつにサワサワと気持ちが悪い。


人には勧めないが、私としては面白かった。人間の不気味さを良く描いてくれたと思っている。
| masu17 | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画 64
ふー、久々に社会派の重厚な映画を観ました。良かったです!
どの役者も素晴らしい。

このあといつものようにネタバレです。






昭和64年は1週間しかなかったわけですが、そこで起きた誘拐殺人事件を軸に、警察内部や報道との争いなどからめて、再び起きた類似の誘拐事件がとんでもない方に進んでいきます。


これは男を描いた映画だ、と思いました。娘を思う父親の執念を感じました。その思いがひしひしと伝わって来ました。


主演の佐藤浩市は、安定して素晴らしく、引き込まれてしまいます。この人が主役だと言うだけで観ようという気になるから不思議です。


凄かったのは永瀬正敏。娘を誘拐され殺された父親の悲しみと怒り。なんでも14キロの減量をして臨んだとか。これこそプロの役者だと思いました。






そしてビックリしたのは緒形直人。凄いです。難しい役どころでしたが、手に汗握って観てしまいました。怪優、ってこういう人かなぁ。父親譲りの味のある演技。


良い人か悪い人かわからない、その時々の状況でどちらに転ぶかわからないあやふやな生き物の人間をいろんな角度から演じていましたよ。


アカデミー賞が楽しみです。私の予想では、この二人(永瀬正敏、緒形直人)が助演男優賞を争うのではないでしょうか。


瑛太も綾野剛も三浦友和も良かったです。そして吉岡秀隆と窪田正孝、哀しみを上手く表現していたなー。


ストーリー的には??な所もありました。例えば、緒形直人が罪を犯す心情が薄いかな。ですが、今年を代表する日本映画である事は間違いないと思います。まだの人は、是非。

| masu17 | 22:21 | comments(2) | trackbacks(0) |
映画 恋人たち
高崎のイオンに行ってきました。橋口亮輔監督の「 恋人たち 」を見たくて。「 ぐるりのこと 」から早7年。
待っても待っても、近くの映画館で上映してくれなくて。


でも、やっぱり行って良かったな。140分の映画だったけど、少しも飽きなかったし。映画館、1人で見に来ているたった3人だけだった。





この先、ネタバレしてしまうかもしれません。先入観無しに観たい人は読まないでください。


普通に生活しているように見える、3人の人間。





1、橋梁の検査を仕事としている若い男性。通り魔に新婚の妻を殺され、裁判の為のお金を貯めている。その他の生活は健康保険を滞納する位困窮している。


2、弁当屋で働く主婦。家では姑と夫に疎まれている。漫画を描いたり、皇室の追っかけが楽しみ。ある男に誘われて夢を追いかけるのかと・・・。


3、ゲイの弁護士。順風満帆だったが、ずっと思い続けた人から思いもよらない言葉をかけられて・・・。


この3人の生活が映し出される。時々、少しの接点を持つが、殆ど絡まない。
私は1、の男性のどれ程絶望の淵にいるかが痛いほど身につまされた。そしてとても不器用なのだ。


現代の日本のどこかにいそうな人。心に残った台詞を書いておきます。多分、自分のために。

「 オリンピックなんて、どうでもいい(そのあとの台詞は忘れました)。」

「 1時間5万円の弁護士に(弁護士自身が)傷付くから告訴止めようと言われた。」

「 (上司から)死ぬなよ。あなたと話せなくなっちゃうから。」





橋口亮輔監督は、わざと無名な俳優陣でこの映画を作ったのです。だから、あまり話題に上らなかったけど、私にはかえってそれが良かった。


この登場人物のそのまま、役者の人生に思えた。アカデミー新人賞の篤は、そのまま1、のアツシだった。


今日分かったのですが、深谷映画館で上映が始まったようです。もう一回行っちゃおうかなー。


映画はお好みが分かれるところでしょうが、人間の内面に寄り添うような映画を観たい人にはオススメです。


| masu17 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
気になっている人
日本アカデミー償、決まりましたね。気になっていた人が新人賞にノミネートされて嬉しかったです。


なんといっても藤野涼子。去年公開されたソロモンの偽証の主演に一万人の中から選ばれたそうです。





涼しげで古風な面持ちでありながら、強い眼差し。またこの人は声が良いんです。まだ16歳だそうですが、低音で心に響く声質。


大女優の原石だと思っているのは私だけでしょうか?表彰式では感極まって号泣してしまって、普通の女の子なんだと思い、ますます可愛く思えました。


6月に出演の映画が控えているそうですが、ゆっくり大きくなってほしいです。


それから恋人たち篠原篤





この映画は、ぐるりのことで有名な橋口亮輔監督が7年ぶりに作った映画です。しかし、実はまだ見ていません。近くの映画館には来ていないんです。群馬には来ているので、行こうかなと考えているところ。


いやぁ、ワクワクする事があるって良いですよねぇ。


ちなみに最優秀作品賞は海街diary、主演女優賞は安藤サクラ、主演男優賞は二宮和也、助演女優賞は黒木華、助演男優賞は本木雅弘でした。この辺はやっぱりな、と思うところでした。


その他に、そののみにて光り輝くやauの鬼ちゃんで有名な菅田将暉、ヒミズでの染谷将太などが気になっています。


いや〜、日本映画どんどん良くなっていますよね〜( ^ω^ )。
| masu17 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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